とかいなフットボール

速報試合レポート有り!Jリーグ川崎フロンターレとマスコットを中心にしたサッカーブログ

*

広告

[2014総括][監督編] ぶれない風間監督、超攻撃・ザル守備チームを作る。練習の充実は歴代最高。問題は「このサッカーで勝てるのか?」

      2015/02/18 Jリーグ , ,

前回のFW編に続き、今回は監督編。
 
川崎フロンターレの風間八宏監督について書きます。
 
広告


 

プロフィール

http://www.frontale.co.jp/profile/2014/staff_01.html

監督 / 風間八宏 | 選手・スタッフプロフィール2014 : KAWASAKI FRONTALE

リーグ戦 チーム成績

まずは監督が作り上げたチームの結果について。
一年トータルの概要はこちらに既に書いたので、ここでは細かいデータで見ていきます。
 
Football LABからデータを引用します。
(このサイト独自の集計&分析結果を使っているようです。Jリーグ公式記録では無い模様。ご了承ください。)

http://www.football-lab.jp/ka-f/

川崎フロンターレ 2014シーズンサマリー | Football LAB ~サッカーをデータで楽しむ~

 
ざっくり読むと、皆さんの予想通り、超攻撃、ザル守備という結果ですね。
 
Chance Building Pointをみると、攻撃、パス、ドリブルは1位、シュートは3位
反面、クロスは17位と、地上戦にこだわる風間サッカーらしさが際立ってます。
 
Chance Building Pointの細かいデータは以下。
2014 J1 チームランキング チャンス構築率をみると。
攻撃回数はなんと18チーム中18位( ;´Д`)
なのにシュートとチャンス構築率は2位、ゴールは3位
なんと攻撃の効率がよいチームなのでしょうか(;・∀・)
それでもシュート成功率は10位な不思議。
あ、レナトや大久保や悠様が外しまくってるからか?(;・∀・)
 
Chance Building Point Ranking(by Team)によると。
攻撃とパスは2位のサンフレッチェに大差つけてますね。
シュートは3位。・・1位のガンバがインフレおきてますが。。

Statusのボール支配率は浦和についで2位と、ポゼッション型チームとして、なんとか面目を保ちました。
体感的には、まだまだまだ納得できるレベルではありませんがね。
 
一方、守備は17位、セーブは2位(説明によると攻められたチームが上位)。
サポ全員が体感した通り、今年もリーグ屈指の攻められっぱなしチームでした( ;´Д`)
 
川崎フロンターレ 2014シーズンサマリー | Football LAB ~サッカーをデータで楽しむ~
失点原因、Lost Patternを見ると。
失点43の内訳は、セットプレー11、クロス10、スルーパス3、30m未満パス5、30メートル以上パス1、ドリブル5、その他8の模様。
 
J1第20節 川崎ーC大阪 9ゴール入ったバカ試合で記事を書きましたが。

全部失点はクロス!
(省略)
もう明らかに、川崎対策は「サイドからアーリークロスでOK」とスカウティングされていますね。

クロスに弱い事が、1年間のデータでも証明されましたね( ;´Д`)
 
他にもタックルが18位と守備の緩さが目立ってたりと、いろいろ面白いデータが出ているので、リンク先をいろいろ眺めてください。

サッカーダイジェストWeb 採点

次は監督の採点。
 
エルゴラの採点を全試合載せようかな?と思いましたが、今シーズン始めの方(特に負け試合は)はゴミに出してしまって無い_(:3 」∠ )_
エルゴラ総集編は12月末発売で、まだ手元にない。。
 
ちょっと探したら、サッカーダイジェストWebに採点と寸表が載っていましたので、これを引用してみます。
(一部採点が見つからない節があったり、前半は寸評が載っていなかったことは、ご了承ください。)
 
1:5.5 ・2:5.5 ・3:5.5 ・4:6 ・5:6
6:6.5 ・7:6.5 ・8:5.5 ・9:6.5 ・10:5.5 ・11:6.5
 
13:6.5 ACLから中2日で同じメンバーを送り出し、スタイルを貫いた。
15:6.5 悪い流れでも集中を切らさず、ブレないパスサッカーで勝点3獲得。
 
17:6.5 的確な選手交代で、隙を見せないまま1-0で試合を終わらせた。
18:5.5 柏の川崎対策にスタイルを貫いたが、最後まで攻撃力は眠ったまま。
19:6.5 前節の柏戦から修正し、今季初の3バックでも高い機能性を維持した。
20:6 相手のシステム変更に伴い、4-2-3-1にシフトして逃げ切る。
 
21:5.5 リードを奪われ、ひとり少ないなか、有効な一手を最後まで打てず。
22:6 ポゼッションで優位に立っていただけに勝つチャンスは十分あった。
23:6.5 「個の集合体が組織」を証明。圧倒的な力量差をまざまざと示す。
24:6 押し込み切れなかったが、主力を数人欠きつつ引き分けた点は評価。
 
26:6 システム変更や森島投入など采配が奏功しただけに、勝利が欲しかった。
27:5 激しく、素早く寄せてくる相手との対戦で、再び課題が浮上した。
28:5.5 前半は良いリズムも後半に失速。森谷投入は一定の効果を見せたが……。
 
30:5.5  早めの交代策で打開を図るが、悔いばかりが残る痛恨の結果となる。
31:5 守れず。また、中村負傷後の采配で攻撃面での変化を出せなかった。
32:5 大久保のインサイドハーフは機能せず。交代の札はいずれも不発に。
33:5.5 車屋のテストは成功したが、後半の劣勢を覆す采配が見られず残念。
34:6.0 川崎らしい魅力ある攻撃サッカーを貫く。最終戦にふさわしい内容。
 
採点が載っていたのは29節分。
最大:6.5、最小:5.0、平均:約6.05
5.5が平均、勝てば6.0以上、よほどやらかさなければ4.5以下はないので、平均の5.5は普通は超えるから・・、やや良かった、という感じでしょうか。
 
次に寸評。13節から載ってました。
といってもこの手の評価は、勝てば「選手交代が当たり」と褒められ、負けると「選手交代や対応が後手」と批判されるもの。
それを除くと、「貫く」「ブレない」と風間サッカーを貫徹した表現が出ていたことが特徴ですかね。
 
うーん、時間かけてリンク先探した割には、収獲が乏しかったかな、ここの話_(:3 」∠ )_

固定できずに終わったスタメンとフォーメーション

次はスタメン、フォーメーションについて。
 
前半戦は固定気味、後半はわやくちゃでしたね。。
 
前半戦は「ACLとリーグ戦の平行で練習時間が無かった」と監督本人がどこかで語っていた通り、4バックで固定。
メンバーも、怪我や中2日や長距離遠征前後以外は、同じメンバーを使い続ける傾向がありました。
 
前半戦の大きなスタメン変化は、3/23(土) 第4節 A FC東京戦 以降の谷口スタメン抜擢くらい。
 
ブラジルW杯による中断が終わり、後半戦で大きな変化が現れたのは、7/15(火) 第12節 A C大阪 戦の、谷口のCB起用から!
これで谷口に押し出されてたSBの登里小宮山の出場機会が増え、反面、CBの井川ジェシ中澤の出番が激減しました。
 
次の7/19(土) 第15節 A 清水 戦では實藤と谷口がCBコンビを組み、3試合無失点!
 
「勝ってるときはチームはいじらない」の格言通り、連勝中はスタメンは大きな変化なし。
 
それが、8/3(土) 第18節 A 柏戦で1-4とボロ負けした後、風間監督は革命に踏み切ります。
すなわち4バック→3バックへの変更です。
 
次の8/9(土) 第19節 H 浦和 戦で、浦和専用3バックに1試合だけした・・と思ったら、その後も継続。
柏戦でやられた「最終ラインからのビルドアップを全力プレスで狙ってカウンター地獄にする」川崎殺しの対策として「最終ラインを3人にしてパスを受けるコースを増やし、プレスを交わす」ための3バックでした。
 
ただ、この3バック、シーズン最後まで安定しませんでした。
いろんな選手を最終ラインに起用したり、
スタートは4バックだけどビルドアップ時に稲本が最終ラインまで下がって3バックになったり、
SBの小宮山武岡を3バックの一角に使って攻撃時はサイドを駆け上がらせたりと、
もういろいろ試しましたが・・最後までしっくりこず。
 
この選手&システム変更が激しいためか、
川崎のやり方が研究されたせいか、
代表で要所の選手が取られたせいか、
けが人が出た事か、
前半戦の疲れなのか、
秋には川崎は絶不調に陥りました(´;ω;`)
 
この状況を打破すべく、やっひーは更に革命を進めました。
10/9(木) ナビ準決勝1st A G大阪 戦で4バックの左SBに井川を起用したり、
ケンゴ負傷離脱後は大久保を二列目にしたり、
森島ワントップに向けてロングボール戦術したりと、
もうチームをいじりまくりました( ;´Д`)
 
結局シーズン終盤は、レナトと大久保の個人能力頼みでしか点を取れなくなり、今シーズンも風間革命は失敗に終わりました(´;ω;`)
 
「システムはいじらずに固定した方がよい結果が出やすい」のが普通なんですが、「フォーメーションなんて飾り」「常識って何ですか?」が信条の風間監督にとってはお構い無し。
選手は大変だったでしょうね。。

活気ある練習

そんな風に、システムも選手の配置もいじりまくる、ある意味降格チームに似たフラグを立てた風間監督ですが。
 
私は監督としての力量は充分ある、と思っています。
 
その理由の1つが麻生での活気ある練習
 
負け試合の翌日の練習では、スタメン選手はさすがにしょんぼりしていましたが。
二軍の選手は、いつも楽しそうに、賑やかに、練習をしていました。
それを見るたびに「ああ、このチームはまだどん底ではないな」と安心しました。
それでも負け続けた理由はわからない
 
活気の秘訣は練習メニュー
選手のやる気や楽しみを引き出すメニューが目立ちました。
 
鳥かごやシュート練習で「○分以内に○回成功させろ!」とスコアを競わせて、サッカー選手が元々持っている負けず嫌いをうまく引き出す、なんてのは序の口でした。

ゴール4つにボール2つのゲーム形式練習

シーズン終盤のある日。
メニューの最初の方で、変わった練習が始まりました。
 
ゴールを東西南北4つ配置し、ボールを2個用意して、ゴール数を競わせるゲーム。
これをやるのが、お祭り好きなフロンタメンバーだったから、さあ大変。

 
大久保が突然裏切って味方のシュートブロックしたり、
攻撃側に回ったGK西部がマルセイユルーレットして二人交わしたり、
稲本チームが何もせず傍観者を決め込んでたり、
なぜか安藤が守るゴールばかり攻め込まれたり、
菊池新吉GKコーチの守るゴールに次々ミドルが飛んで失点を重ねて威厳も何もあったもんじゃないと、
「お前らは小学生か?」と言いたいくらいのやりたい放題なお遊びが展開されました。
ついには、あまりの珍プレーで、複数の選手が練習中に芝生につっぷして笑うシーンも!
 
こんな練習、サッカー観戦して始めてみた気がする・・(;・∀・)

似たような練習は、確か、少年サンデーで連載していたサッカーマンガ「ファンタジスタ」(現在連載中の「ステラ」の前作)で見ました。
代表で、確か坂本と沖田と近藤の司令塔を決めるための、真面目なゲーム形式練習だったような・・。

ファンタジスタ(1) (少年サンデーコミックス)
※そのシーン、この巻ではありません。何巻だっけ。。
 
この4ゴール2ボールのゲーム、怪我しそうだから、あまりできないでしょうが。
ファン感でやればいいのにな、と思いました。
 
なお。
この日はそんなお遊びでは終わらず。
アホな練習でリラックスした後。
監督自ら指導する、厳しい戦術練習が始まった!
先ほどの落差が大きいためか、ピリピリした雰囲気が見学ゾーンにも伝わります。
選手の気持ちも自然と引き締まり、最後まで密度の濃い練習が続きました。
 
みごとな練習メニュー、見事な飴と鞭!
これが風間監督の特徴でしょうね。

けが人続出、歴代最高の厳しい練習も収獲あり

練習の厳しさ、激しさは、歴代最高だと思ってます。
 
狭い空間で鳥かご、
狭い空間でミニゲーム、
狭い空間で攻守の切り替え練習。
 
実戦を想定した濃い練習になる反面、接触プレーが多く、練習中に傷めて引き上げる場面もよく見ました。
主力選手がちょくちょくいないのは、この激しい練習が一因でしょうね。 
 
厳しい練習により、シーズン終盤には、攻守の切り替えを徹底し、セルフジャッジをやめるような厳しい声が、監督だけでなく、チームからもよく飛んでいました。
 
・・なのに、試合でなぜセルフジャッジで失点するシーンが??
こればっかりは私もわからない( ;´Д`)
 
この激しい練習で、若手も順調に成長していました。
来年のあの選手には、来年すごく期待しています。
これは後日。
 
あ、一応書いておきますが。
守備練習はちゃんとやってますよ。
「風間監督は守備練習しない」は、昔は知りませんが、今は嘘ですからね。
 
ならなんで失点が減らないのか?
普通のサッカーやってないからですよ

問題は根本的なもの

采配はそこそこ。
引き出しは多い。
練習は厳しい。
スタイルを貫く精神的な強さを持っている。
選手を引きつけるカリスマ性がある。
 
そんな風間監督の、最大にして唯一の問題点は。
「このサッカーで勝てるのか?」
これだけ。
 
「FWは動きすぎるな」
「相手の裏を取り続けろ」
「ミスはするな」
「ロングボール頼みのサッカーはするな」
は、現代サッカーの真逆、世界で独特な異質サッカー。
 
川崎のコンディションが良い場合は
「相手を翻弄」「無慈悲なポゼッション」
で相手をズタボロにできます。
 
逆にコンディションが悪い or 相手の守備を崩せない場合は
「単なるポゼッション」「攻撃が遅い」「守備が押し込まれてカウンターできない」「攻められっぱなし」「ケンゴいなけりゃレナト・大久保頼み」「相手のカウンターで簡単に失点」「守備的選手を使わないので守れない」
と目も当てられない惨状に。
 
ハマればあらゆる人を魅了するも、ハマらなければボロ負けの、美しい、理想的な、夢のようなサッカー。
それが風間サッカーです。
 
どこかの本で「普通のサッカーをやろうと思えばやれる」と発言していた記憶がありますが、その通り、今年は森島をシンプルに使ったりと、現実的な采配を見せる場面もありましたが・・。
 
やはりサポとしては「もっと普通に勝てるサッカーをしてくれ」という想いが強いでしょうね。
 
来年は風間監督就任4年目。
「時間が足りない」「選手層が薄い」「ミスが多い」といった言い訳はできない年になります。
 
今シーズンの反省を活かし、来年はどんなサッカーを見せてくれるのか?
来年こそ、ホーム無敗、最後にドラマが待っている等々力劇場を、もっとみせてほしいですね。

川崎フロンターレ Advent Calendar 2014

今回のエントリは、川崎フロンターレ Advent Calendar 2014の12/15版として寄稿するものです。

http://www.adventar.org/calendars/418

川崎フロンターレ Advent Calendar 2014 – Adventar

 
このカレンダーが何なのか?については。
今回のイベントの発起人 & 12/1の記事担当である @kanzmrsw さんの

http://kanzmrsw.blogspot.jp/2014/12/datayoshito.html

実験と学習: データで読み解く川崎のヨシト

この記事にありますので、ご覧ください。
 
明日12/16(火)は@MAKIGAME_KFさんの・・。

http://www.frontale.co.jp/profile/2014/mem_22.html

DF22/福森晃斗選手 | 選手・スタッフプロフィール2014 : KAWASAKI FRONTALE

「すんごい男」「平成の怪物」福森の誕生日ですか!
 
シーズン終了後だからプレゼントを渡せないよなぁ(´;ω;`)ぶわっ

他の2014総括はこちらから

//tokainafb.net/archives/tag/2014%e7%b7%8f%e6%8b%ac

2014総括 | とかいなフットボール


広告

風間塾 サッカーを進化させる「非常識」論


 
( ・∀・)つ最後にブログ村リンクとSNSボタンをクリックしていただけると、ちゃさん感激!
 
にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 サッカーブログ 川崎フロンターレへ
にほんブログ村
 

 - Jリーグ , ,

TOP